化学物質による労働災害防止のための新たな規制について
2022.07.20
厚生労働省は、化学物質による労働災害を防止するため、労働衛生規則等の一部を改正しました。
化学物質による休業4日以上の労働災害(がん等の遅発性疾病を除く)の原因となった化学物質の多くは、化学物質関係の特別規則※の規制の対象外となっています。
本改正は、これらの規制の対象外であった有害な化学物質を主な対象として、国によるばく露の上限となる基準の策定、危険性・有害性情報の伝達の整備拡充等を前提として、事業者がリスクアセスメントの結果に基づき、ばく露防止のための措置を適切に実施する制度導入するものです。
※特定化学物質障害予防規則、有機溶剤中毒予防規則、鉛中毒予防規則、四アルキル鉛中毒予防規則
●本改正の概要 — 労働安全衛生法の新たな化学物質規制